不登校になりやすい子育て

不登校は子の性格傾向が根本的な問題と分かりましたが、それには良かれと思ってやってきた「不登校になりやすい子育て」が大きく影響しているのです。

1.同じ思いはさせたくない

子どもの頃、苦労をされた方々によく見られます。自分が子どもの頃は親が忙しくて何も買ってもらえなかった・どこにも連れて行ってもらえなかった、、、
だから、自分の子どもには同じ思いをしてほしくないと、子どもが欲しい物を何でも買ってあげたり、どこでも行きたいところへ連れて行ってあげたりする事で我慢のできない子にさせてしまうのです。比較的父親に多いのが特徴です。

2.子ども主体

少子化が進み一人に掛ける時間が増えたため起こります。親が必要以上に手を掛けてしまい、子どもが自分1人で何もできなくなってしまうのです。母親に多く、ひとりっ子にも多く見られます。

3.常識が失われる

不登校になってからの問題です。コミュニケーションが不足している・甘えさせてあげなければいけない・親子の関係を深めなければいけないと思い、不登校をしているのに家庭を楽しくさせてしまうことで起こります。
子どもは「学校を休んでいてもお母さん、お父さんは優しい」「学校に行っているときより楽しい」「学校に行かなくても良いんだ」と勘違いしてしまいます。これは自分の子どもに不登校の型に合ってない対応を行うことで起こります。
このパターンは、親は学校に行ってほしいのに「学校に行かなくて良い」と認めているという親子共々混乱した状態になってしまいます。

4.どこまで言っていいか(叱っていいか)わからない。

最近は、ゆとり世代の影響か、会社でも部下を叱らずにほめて育てるという風潮となっています。子育てに関しても沢山甘えさせてあげることも大切です。ただ、それが重視されるあまり、親が子どもに伝えなければいけない「しつけ」や「マナー」がないがしろになっています。
そこが曖昧だと子どもは混乱し、何が良くて何がダメなのか。ここでは褒めてもらえるのに、なぜここでは叱られるのかなど正確に理解できないまま成長していきます。お子さんは、あなたが叱った時に素直にごめんなさいと言えますか。泣いたまま黙ってしまったり、部屋にこもったり、後からこっそり謝ってくる場合は、あなたの叱った内容や叱り方に曖昧な点があると思ってください。

5.夫婦間で意見が統一されていない。

母親は良いっていったのに父親がダメという。これでは子どもは混乱します。逆に、父親が叱っているのに「もういいじゃない」と母親が間に入って止めてしまう。親の意思統一が出来ていないと子どもはどうしていいか分かりませんし、自分の見方してくれる方の意見を都合よく捉え、内容よりどちらが味方かを重視するようになります
それではしっかりと伝えなければならない内容が伝わりません。夫婦間ではいくら議論していただいてもかまいませんので、子どもの前では意思統一が出来る様にしましょう。

「復学支援」と言う選択肢の重要性を見てみましょう!

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