不登校支援グループエンカレッジは、設立より14年が経ちました。
復学に携わった子どもたちは、1000人以上となりました。
1000人という人数は決して多いものではありません。不登校の人数は13万人と言われており、近年少子化の中また増加傾向にあります。
もっと多くの方を支援できないのかと言われるかもしれません。しかし、エンカレッジではカウンセラー1人が抱えられるクライエントさんの人数を20人に限定しているのです。
エンカレッジでは家族との連携を密にとり、子ども1人1人をしっかりと登校まで導き、登校後も何かあればすぐに動ける体制を取っています。
相談に来られる方からは…
スクールカウンセラーさんと相談しているのですが、次の予約が1ケ月後などとアップトゥデート(今日的な)な相談が全く出来ない上、相談されている人数も多いので、毎回状況の説明からしなければいけません。状況の説明だけで時間が終わってしまうこともあります。こんなペースではと焦るばかりで・・・
というご意見や
問題が起こってすぐに公的な機関やスクールカウンセラーへ相談したのですが、まずは予約をして2週間後予約の日がきて相談に行くとその問題自体が終息しているので・・・
など、聞いてもらえるという安心感はあるが、具体的な相談ができないという話をよく聞きます。
確かにそのペースの相談では、問題の状況把握、問題に対しての対応の仕方のアドバイス、アドバイスの結果どうなったかのフィードバックなどはできませんし、登校へのアプローチに関しても具体的に子どもの状況の把握、登校までのプランニング、目標に向けてのスケジュール管理や子どもへのダイレクトアプローチなどはとてもできません。
1ヶ月相談を続けて前向きな変化を感じたり、成長を実感できなければ本当にこのままでいいのだろうかと不安になってくるものです。約2ヶ月で登校のイメージができなければ方向性が間違っていると感じることでしょう。カウンセラーとクライエントはラポール(信頼関係)がもっとも大切です。よりよいラポールを築くためにも実感できる変化は大切だと考えています。
登校の目標は「約2ヶ月で決まる」。
これは無理矢理に設定したわけではなく今まで支援を続けてきた結果、登校の目標が2ヶ月以内に決まるような状況に変化するのです。そして、目標があるから親も頑張れる。目標に向けてカウンセラー一同が全力でサポートできる体制だから結果もでる。結果がついてくるので家族も安心できる。このようなプラスの循環が生まれるのです。
また、登校後にお休みしたとしてもすぐに相談できフォローできる体制になっているので、どうしたらいい?すぐに相談したいけどできないという心配もありません。このようなときに次の予約が1か月後ですと言われたら… また子どもたちはまたお休みしているかもしれません。
このような支援体制を整えるために1人のカウンセラーが抱えられる人数が20人なのです。スクールカウンセラーなどは年間に何百人という相談を受けていると思います。それはすごいことですしエンカレッジでまねはできません。しかし、20人をしっかりと継続登校まで導く。それがエンカレッジの相談スタイルなのです。
「訪問カウンセリング」「家族療法」「教育コーチング」などひとりひとりに合わせたプログラムを作成!
→エンカレッジの復学支援